人類みな兄弟なら僕は末っ子でお願いします

考えたこと、真面目なことから学校に入ってきた不審者をやっつける妄想をするくらい暇な時に読むものまで

M-1準優勝とひな壇芸人を目指してネタを作ってみた

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「いやー今日も仕事疲れたなぁ〜」

『あーあ、喧嘩負けてイライラするわ〜』

ドンッ


「あっ!ごめんなさい」

『てめどこ見て歩いてんだよ!

…あーあぁ、春限定いちごさんスペシャルクレープが落ちちまったじゃねえか』

「いやチンピラが可愛いもん持ってんな」


『俺だってクレープ食いてえ時があんだよ。

…お前さ、どう落とし前つけてくれるの?』

「そんな事言われても、ぶつかってきたのはあなたじゃないですか!」

『ああ!?てめえどうなるか分かってんのか?俺のバッグにはな』

「バッグ?バックでしょ?カバンになっちゃうよ」

 

『うるせえ、このハンドバッグにはな』

「ホントにカバンだったのかよ」

『ナイフ、メリケンサック。

チーク、ビューラー、キャンメイクのファンデーション』

「JKか。持ち物の7割JKじゃねえか。

せめてMACとか使え」


『…さらに俺のバックにはすげえのがついてんだぞ』

「バックだのバッグだのややこしいな。どうなるっていうんだよ」

『てめえはな…

刑法208条により2年以下の懲役または…』

「ただの警察じゃねえか」

『俺からすれば1番怖いぞ』

「善良な市民からしたらなんともねえんだよ。むしろ安心だよ」


『だがな…それだけじゃねえぞ』

「まだあるのかよ?」

『…俺が今働かせてもらってるとこもやべえぞ。白い粉をな…』

「…し、白い粉…!?」


『そうだ、白い粉をな…液体に混ぜたら、アツアツの鉄板で焼いてフルーツを包むんだよ』

「クレープ屋かよ!」

『そうだぞ?まぁるく焼くの大変なんだぞまぁるく』

「チンピラがまぁるくとか言うな」


「いや白い粉とか言うからヤのつく人かと思ったわ……

えお前クレープ屋で働いてんの!?だから春特製スペシャルイチゴとか持ってたのかよ!」

『違う!春限定いちごさんスペシャルだ!!二度と間違えんじゃねえ!!!』

「どっちでもいいんだよ、なんでぶつかった時よりキレてるんだよ」

 

『いいか、てめえがうちの店に来た時はな…』

「なんだよそんな店行かねえよ…」

『うるせえ!てめえが店に来たらな、その口に弾をぶち込んでやるからな』

「おい物騒なことはやめろよ」

『黙れ!店に来たらタピオカを』

「弾ってタピオカのことかよ!銃でも持ってるのかと思ったわ!」

『イオンのフードコートに入ってるんだぞ?』

「知らねえよ!なんでちょっと得意げなんだよ!

……イオンのフードコートのタピオカ屋……?行ったことあるわ!なんならポイントカード持ってるわ!道理で見たことあると思ったら…」

『ご愛顧ありがとうございます』

「今客を失いつつあることに気づけ」


「…とにかくさ、ぶつかってきたのはそっちなんだからさ、もういいだろ?」

『おい待てよ…!見てみろ、脚にクリームついちまってよぉ…これ8万円もしたんだぞ?』

「自業自得だろ?」

『あ?どうするんだよ?網タイツ代8万弁償してもらおうか!』

「変態じゃねえか!足太すぎてボンレスハムみたいになってるよ!

なんで網タイツが8万もするんだよ」

『純金製だ』

「足ちぎれるわ。お前さ、チンピラの割には怖くねえな」

『ああ?舐めるのも足の裏だけにしとけよ』

「だから変態じゃねえか!」

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どうもありがとうございました。

 

これ自分で演じてみたら3分くらいだったので、M-1決勝で使えるな。